2000年キャリア入社
取締役
管理本部副本部長 兼 経理部長
2021年取材
楽しみながら、会社と自分の成長をリンクさせてきた。
支えてくれた人たちに、恩返しをしていくキャリア。
現在の仕事
経理部長として、決算書の作成と開示・税務申告・資金調達業務を統括しています。また、予算策定や業績管理等、経営に役立つ数値をタイムリーに集計し提案提示する、という点において日々改革にチャレンジする経理部において、方向性を示すとともに部のメンバーに対し“何か私がサポート出来る事はありますか?”という姿勢で現場を支えるのが自分の役割だと思っています。
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年目
海外営業でキャリアをスタート。とあるミスでキャリアを再検討することに。
海外営業として採用され、ヨーロッパ及び米国を担当しました。
英語を使い、貿易に携わる仕事にやりがいを感じていました。
製品製造のために私が発行した仕様書に間違いがあり、再発行することになりました。誰からも責められませんでしたが、キャリア変更を考えるきっかけになりました。
簿記の資格を持っていたため、経理職への転職を理由に退職の意志を伝えると、当時の経理部長が「退職はいつでも出来る。まずはここの経理部でやってみたら?」と言ってくださって、入社1年足らずで経理部へ異動となりました。 -
年目
お世話になった人のアドバイスに従い、米国公認会計士資格を取得。
10年目当時、はじめての経験となる連結決算の仕組み作りに取り組むなど、経理部門の業務に面白みを感じていました。
当時お世話になった方が退職する際、私に対し「米国公認会計士の資格を取ったらどうか?仕事をしながら狙えるし、その資格は将来あなたのキャリアを守る」とアドバイスしていただいたので、勉強して米国公認会計士(In-active)の資格を取得しました。今年取締役に就任した際、その方に報告をしたところ、「人からのアドバイスを前向きに受け入れて努力できる才能がある。取締役となっても初心を忘れてはならない。」とお手紙をいただきました。とても嬉しく、私にとって大切な励ましとなりました。 -
年目
東証一部への市場変更プロジェクトに携わる
15年目に、当社が上場市場を東証一部に変更するプロジェクトに携わりました。
東証の承認を得るまではOliveプロジェクトと名付け、極秘で進めました。オリーブの花言葉「力を合わせ、勝利を勝ち取る」にちなんだ命名です。証券会社との事前準備、東証から質問対応等が続きました。状況がうまく前進しないと、『メンバーの長期に渡る努力が無駄になってしまったら、どう責任を取ったら良いのか?』とネガティブに考えてしまい、徐々に精神的に追い詰められてしまうこともありました。そんなときには、自ら仕事を背負おうとしてくれるメンバーの姿や言葉に支えられました。
会社のステージを変える貴重な経験を通じて、精神的にもタフになれたと思えるプロジェクトでした。 -
年目
執行役員に就任。世界展開する企業にふさわしい決算体制づくりに取り組む。
執行役員となり、グループの決算期変更をおこないました。当社の決算期は9月決算でしたが、グローバルで考えた場合12月決算にすべきという判断です。
50周年となる2020年から現地法人各社も同時に12月決算へ変更すべくプロジェクトを組み実行しました。当社だけではなく、各現地法人にも理解していただく必要があったのですが、「12月決算にするのはとても良い」という前向きな言葉を皆さんからいただきありがたかったです。
現地の管理部門の方々とは日々連結決算等でご協力をいただいており、蓄積された信頼がプロジェクトを動かしたのだと思います。
私が描く未来
社員が、自分の将来を描けるような会社にしていきたいです。
取締役になる前は、経理部をどうしていこうかと考えるのが楽しく、そのアイディアに耳を傾けてくれる経営陣に感謝していました。
取締役になると、見える景色が変り、社員の方々が人生のほとんどの時間を過ごす場所をどう作っていこうかと考えます。
当社は私に様々な機会を与え、出会いや信頼関係を築かせてくれました。キャリアパスをその人なりに形成できる、柔軟で対話のある場所。そんな組織作りが、私が思い描く未来の私のミッションです。
※所属部署は取材当時のものになります。